照明・ライティング
全長60cmの人形は、いつもの撮影スペースは使えない
とはいえ、
滅多に使わない道具を増やしたくない!
予算とかの関係で手持ちのライトだけで何とか頑張る事にする。

悪名高いトップライト。
ザ・素人写真。
天井の蛍光灯で撮影するとこんな具合です。
が、見慣れたナチュラルな表現は
私は嫌いでは有りません。
というか見た感じの印象に近い、この写真が一番気に入っています。
プロはプロっぽい写真を好むのでしょうが・・・
グラビアとかコスプレの、
あのライトテカテカ、メイク美人、オシャレ盛りつけた高級料理感
イカにもって感じのコッテリした写真
好きじゃないんですよね

旅行でフラッシュ使った記念写真を撮るとこんな感じだった記憶

ムードがあって幻想的な雰囲気が良い
顔の光の入り方や発色も意外と悪くない
本当は斜め後ろから照らして
輪郭を出す逆光スペキュラ手法なのだが
普段と違って今回は1/3ドール、しかも我が家で最重量である関係で
スペース的な事情により背後から照らす事が出来ない(後ろが壁なので下がれない)

記念写真2。
大定番のリングライト。何時も使ってる手法で、安定する。
撮ってる時はイケてると思ってたが、後から見るとコレも記念写真感が
ダイソーで買った770円のアレ

前の写真と比較すると、一気に作画が劇画調になった印象。
アニメキャラとリアルライティングとでも言うべきか。
顔の立体構造が出る、この陰影の強調される撮影は
個人的には「美少女CG」として、「可愛く綺麗に見せる」定番手法。
「私」は、非常に良い、魅力を引き出した写真だ、と思うのだが
カメラ業界的にはNG撮影の大定番、とする向きもある。
コスプレやグラビアでは嫌われるようだ。
所変われば、と言うべきだろうか
はてさて、人形の場合はドッチなんだ??
実物撮影、と考えれば後者か?
創作美少女、と考えれば前者か?

ライトは多ければ多いほど良い
3Dの世界では、たった1灯のライティングを
最大限効率的に考える。コストも、演出も、モデル設計も、
ソコを前提に掛かっている。
見る側の解釈幅は、料理の皿が純金だと喜ぶ客も居るが
料理に使う鍋が純金である事を絶賛してはくれないからだ。
料理長のカツラが金髪だとしても、だ。
カメラ撮影は、嬉しい事にライトが、いくつ増えても困る事は無い。
普段は使わないライトも使うので、不慣れで演出に迷う事もあるが
基本的には多い方が強いに決まっている。
昔は少ないライトで撮影設計を煮詰めるように叩き込まれたものだが
今はデジタル処理できるし、現場に出る人と違って
自宅なら幾らでもやり直しも、時間も掛けられる
機材を持って移動する訳ではないのだし、現像するまで検証できない
フィルムの古い常識と慣習で考える必要は無い
何かの演出意図があればモチロン話は変わってくる
撮影技術とは
撮影者が「コウしたい!」と頭に思い描いたイメージを
実現する為の手段に過ぎない
引き出しは多い方が良いが
正解の引き出しは、コレと決まっている訳ではない

今回、意図して服も背景も明るい白である。
コレより肌の色の方が濃くなるように配置して
ADLが、髪や肌の色をドウ引っ張るか?を良く見るべきである
これでも良好な結果が得られる様であれば、
手放しで常時ONで良いと思うのだが
私は今回の結果に関してはネガティブと判断している

やはり、見慣れた安定した表現と成る天井照明、蛍光灯をベースに
雰囲気の良かったサイドライトのムードを残しつつ
目にキャッチを入れる為にリングライトで全体の輝度差を抑えた
正解はない、とは便利過ぎる言葉で逃げ道になる
令和の若者が、昭和のファッションをダサいと笑う様に
コウいう物には流行がある
目を養え、とはそういう部分である。
周囲の流行りを感じ取る感性が求められる。
有名人の服やファッション誌
イマドキで言えばSNSのスマホカメラだろうか?
見る人間、クライアントが上手いと感じる様な商品にのみ価値がある
乱暴に要約すると、AIみたいなオート写真を撮れるのが腕の良いカメラマンだ
私の写真は1つの到達点ではあるが
今の時流には乗れてないプロ未満の写真である
時代よ・・・早くココまで追いついて来いよ(震え声)
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改造2号の際にも書いたが
転がってた実験用ヘッドをそのままポン付けしたので(言い訳)
メイクは色々試している
油性・水性・エマルジョン
アクリル、パステル、クレヨン、
どれが今の自分にあってるか試行錯誤
昔は使わなかったモノも試してる
口を黒の油性ペンで書いたのはチョット強かったかなと思うが
元のメイクに上書きして印象を変える為に色が濃い物を選んだのと
目の印刷の黒の印象が強いのでバランスを考えて黒を選んだが、
やはりチョット濃過ぎたかもしれない。
ページ作成: 2025/ 4/ 29
(最終更新: 2025/ 4/ 30)
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