セリアちゃん(19cm)改造_セカンドシーズン

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記憶では、ダイソーかセリアの100均石粉粘土で実験した材料試験素体

セリア系改造人形一覧。小型素体はコチラ

 

 

■セリアで発売された19cm素体

19cm素体は
従来のセリアドールとは、異なる意味を持つ。

 

製作時期による世代を大別して
 ・セリア人形改修時期
 ・1/3ドール材料探求時期
 ・3Dドール製作技術検証時期
の3つに別けられる。

 
 ■19cmのサイズで驚異の100円人形素体(写真右。頭部は付属しない)

 

この19cm素体は、そもそもが
セリアの小型人形素体を改造していた流れで
入手した品である。

経緯を順番に話そう。

「素材ちゃん」を改造母体としていた時期に
100均で購入可能な安価な素体としてセリア人形に着目し
これの関節が意外としっかりしていた事で気に入り
ダイソーのブロック人形など、関節に使えるパーツ取りの
品を集めていた関係で購入していた。

やがて、セリア人形そのものに着目し、
パーツではなく、この人形自体を改造ベースとして使って
何か作れないかと考え始めるようになる。

その後の経緯は既に別項で述べたとおり、
幾つかの改造人形を製作するに至り、
その時に発見したのがこの19cm素体であった。

その時の私の正直な感想は
「コレを最初から買えていれば、わざわざ小型人形を改造して身長を延ばしたり
 関節をパーツ取りして改造したりしなくて
 コレをベースに改造すれば良かったんじゃ・・・」
いうものであり、
今まで苦労してやってきたのは何だったのか?
という、製作意義やモチベーションを削がれるモノであった。

 

 

■機動力に勝る小型実験機

そんな経緯であったが故に、
私は当初はこの人形を購入し、その出来に感動しつつも
これを使用して何か作ろうという意欲までは起こらなかった。

この人形素体が再度注目されるのは、1/3ドール製作を始めて
暫く経った時である。
当時、コロナ過の最中であり様々な物品の入手や生産が
安定しなくなった関係もあってか
通販での長期の品切れが目立つようになり
(時期悪く、近隣で利用する店舗の閉店も重なり)
材料の入手性に大幅な問題が生じ

従来とは異なる、言葉を選ばずに言えば質の悪い、
不安定な材料を加工し、
強化剤や補強材を併用して何とか重量や強度の問題を克服しようと
試行錯誤を重ねていた時期である。

そのような状況下に有って
改めて着目したのは
入手が安定しており、圧倒的に安価で
しかもある程度の造型作業が可能なだけの大きさも持ちつつ、
1/3サイズと比べると材料の消費も遥かに少なくて済む
この19cmである。

この秘めたる可能性に着目した事により
19cm素体の開発は新たなステージに突入したと言えるだろう

  
  ■かつて製作が試みられた2号機の写真

 

 

 

■倒すべき敵が戦う前に死んでしまった話

だが、三度状況は大きく動く
経緯の説明は割愛するが、
1/3ドールの製作が頓挫した事により
結果的には19cm人形でのテストや研究は全て無駄となり
この製作を継続するだけの意義は唐突に失われた

更に状況を致命的にしたのは、
ラドールとウッドフォルモの大量の在庫である。

材料試験素体の開発研究は一定の成果を上げてはいたものの
それは所詮は個人のお遊びレベルの試行錯誤であり
短期間で劇的な大発明で世界を驚かせるには至らなかった。

そして、その時間経過は
メーカーの生産体制の安定化と、商品供給の復活という
(当然に予想された)結果を持って終わりを告げる。

私は、材料枯渇の強迫観念から、
商品が復活したタイミングで通販のショッピングカートをクリックし
(普段値引きやセール時しか買わない私としては大盤振る舞いの)
またスグに売り切れたら一大事と焦って確保したのである。
モチのロンでその後のセール時には追加購入までしている。

そしてその大量の粘土の使い道である1/3製作計画は既に中止されている。

 

 (つまり・・・

  1/3製作計画 (←大元
   └材料検討でラドールに優位性を判断
    └ラドール枯渇入手困難により代替材料を探す
     └代替材料による強度試験。混合材開発の為の評価試験ドール

  ↓↓↓

 1/3製作計画 (←大元
    (↑コレが頓挫しているので
     そもそも、今となってはラドールすら必要でない

  └材料検討でラドールに優位性を判断
   └ラドール枯渇入手困難により代替材料を探す
 
     (↑ラドールが入手できた時点で代替材料は必要ない
      (代替材料が必要ないので混合材料は開発しなくて良い

    └代替材料による強度試験。混合材開発の為の評価試験ドール
 
     (↑混合材料の実験が不要なので、試験ドール開発が必要ない

ココに至って、大体材料の材料試験ドール計画は
人形制作の面でも、材料入手の面でも、
その意義を完全に絶たれた形となった。


 

 

■失敗しても惜しくないヤツで実験しようぜ

そして時は流れ、歴史は繰り返す・・・


3Dドールに開発の主体が移ってから
印刷機が安定せず、印刷結果の精度が芳しくない状況において
あくまでプランの1つの段階ではあるが
表面処理を更に拡大して、
印刷物を芯材として活用しつつ、表面は従来方式で実績のある
ラドールを活用できないかと考えたのである

積層痕の処理の際にも検討を重ねた
石粉粘土を主体とした硬化材を混ぜた薬液を塗布する方式で
コレを更に層を厚くし強度を増す方向で発展させる事は出来ないだろうかと
言う訳である。

しかし先に述べたように、印刷機は非常に安定せず
必然的に使えるレベルで得られた印刷物は数が限られ
非常に希少であるといえた。
これを用いて実験を行うのは、今の状況では望ましくない。

そこで改めて白羽の矢が立ったのが
この19cm素体である。

もはや
絵に書いたようなオチが
誰の目にも明らかに予想される中

19cm素体開発計画は
ドロ舟タイタニックに全力前進で出発進行するのである。した。

 

 

 


■内部の関節の参考。上半身側。写真上が胴体前面


■内部の関節の参考。下半身側。写真下が胴体前面

 

 

 

  1号 初期保存  
  2号 EMGF_D419A2
豊満素体を試作。超乳・エルフ。ムチムチ体
 
  3号 予備?超乳 放置  
  4号 延伸計画  
  5号 超超乳  
  6号 ロリ素体・貧乳  
  7号 下垂団子型+縦長アーモンド饅頭、中間案  
  8号 破損 普通の巨乳。下半身は少しだけ横幅増やして  
       

ページ作成: 2025/ 4/ 22  (最終更新: 2025/ 4/ 23)

 

※画面は開発中の物です
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