メタリックの露出・AE測光
・経緯
以前撮影したメタリックのシナンジュ
今見るとヤッパリ暗い気がする?
数値的には(カラーバランス・ヒストグラム)的には意図通りではあるが
見栄えの面で、昨今のWeb用の画像として
もう少し明るさや彩度を上げた方が良いのでは?
・
前回の考察でアクティブDに関して
再解釈が行われた
> ・全体測光の利点
> 全体測光の方が安定する
> アクティブD
現在の全体測光は、
・リシェッタの様な明暗の有る被写体による影響を抑える
・撮影ボックスで背景と被写体の落差が大きい場合の振れ幅を抑える
・アクティブDを使う場合、推奨である(仕組みを考えれば)
という意図の元に、実質コレを固定としていた
EV補正やプログラムシフト、Mモードも
この測光の影響を受ける為、
露出を安定させるには、測光の挙動を理解して安定させる必要がある
以前は画面を見ながら操作して、何となくでこなしていた部分で
いざ画面が見れなくなると、長年腕が錆び付いている所なので、
ここらで改めて再理解を促したい。
・
複数の数値要素だと、頭が混乱して迷走してるが
今回の要点は
▽写りの検証
・前回使ってないビビットの検証
・少し明るくして(他の写真との差
・ISO感度で色の深さの表現が欠落するか?
▽操作面
・中央重点測光でどの程度の範囲?乱れる?
1.理論値は分かっている
2.検証も既に行った
ソレを踏まえて、今回は実践検証とする
輝度差の大きいメタリック塗装の、それも赤色。
実際にどの程度の影響が出るかを見てみる

Iso800
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Iso100
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↓全体 |
↓中央重点測光 |
風景 Iso100 |
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風景 Iso800 |
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ビビットIso800 |
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メタリック塗装の被写体をターゲットとした場合
AE測光は、どの範囲を基本とするのか?
(カメラ的に見た、メタリック表現の正解とは幾つか?)を把握する事。
そして、通常の塗装より明暗差の大きくなるメタリック系の被写体で
自動露出はどの程度安定できるのか?
という事を知っておかねば
数値だけ見てEV補正を繰り返しても、
後から写真を見て「思ったのと違う」という事態を招く。
(また、何枚も撮影すると、後日写真を見ても、
歳のせいか、正直一枚一枚、状況も設定値も覚えていないのだ・・・)
これは事前にカメラの「性格」を掴んでおいて
撮影時には、ある程度の決めウチ、が出来る様に
しておきたい
身も蓋も無い事を言うと
ポートレートモードやアクティブDを使えば
レンジ幅が広いので、露出の失敗は格段に少なくなる。
が、メタリックの輝き、鮮やかさは
やはり、jpegRGB256ギリギリまで使って
フチの深み、反射の鮮やかさ、ハイライトの高輝度を収めたい。
更に言えば、MAXとMINを幅に納めるのではなく
スペキュラー部から少し外れた辺りのレンジを、
鮮やかな発色、が可能な128よりやや高めにキープして
撮影したいのだ。
無論「一点測光」で露出が決まればいいが、
手持ちのカメラはソコまで狙って安定が取れないので
全体測光して、撮影毎のバラつきを抑えて
後はEV補正で追い込んでいく、というのが従来のヤリカタである。
今回は、仮説で新方式がどの程度実際に通用するかの検証であったが
明確に駄目とも言えないが、心象として余り芳しくも無い微妙な結果であった
・マルチパターン測光 (全体測光 [■■■]
・中央部重点測光 (中央スポット測光 [ ● ]
・スポット測光 (中央一点測光 [ ・ ]
AE自動露出はオフに出来ない
全体測光+S(Tv)モードが安定
Mは忘れましょう。
P → ポンコツのP
A → Aとisoが指定できる。AEでSが変わる
S → Sとisoが指定できる。AEでAが変わる
M → AとSが指定できる。AEでisoが変わる
この中で、もっとも物理的な設定幅が狭いのが「A:絞り」であり
機械的な制約で真っ先にカンストするので
カメラ側の自動制御の干渉を抑える事が出来る
(つまりSモードを選んで、一番不自由なAをカメラに押し付け何もさせないのである)
Pはプログラムオートモードだが、何故かオートモードの下位互換である
ページ作成: 2025/ 4/ 17
(最終更新: 2025/ 4/ 17)
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