セリアちゃん(19cm)改造_先行試作三号機

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あらすじ
 セリア19素体ベースの改造計画。セカンドステージ。
 表面材質の加工技術の検証。ついでで本来いらない顔と髪も作るよ。
 クオリティーコントロール。先に3号だけ完成させて色々検証するよ。
 キミ3号じゃなくない?

セリア系改造人形一覧。小型素体はコチラ

 

 

 

■試作三号機

実験計画の、予定外のトラブルによる計画変更を受け、
作業の長期化が予想された為、
先行して一部の実験素体の完成を急ぐ事となった

 これはモチベーション的にそろそろ1体くらいは完成体を見たいのと
 クオリティーコントロール(簡易フィニッシュ時との変化の比較)
 全体の作業手順を再度把握して置く事など、

 またメタ的には乾燥保管出来るスペースに空きがなく
 現状、並行作業している製作物をいくらか処理する必要に迫られた事も大きい


なお、三号機と銘打たれているが
これは購入時の判別の為に、足裏にナンバリングされた番号であり
実際の製作順とは異なる

三号素体は一時計画中断に伴い長期保管された際に、所在が分からなくなり
作業順序としては5号機のあと、工番で7番目の改造品である


1→2023? 初期計画
 2→202? 2次計画 (GF_D419A2)
 3→202? (←ここまで第一期
  (▽▽▽セカンドシリーズ・三次計画)
 4 5 2025 セカンド1期
  6 3 セカンド2期
  7 セカンド2期↓(3号が割り込んだ為、1マスズレる
 8 セカンド3期
 9 セカンド3期↓(7号が割り込んだ為、1マスズレる



三号機が選定された理由として
比較的修正を加えなくても完成に近いこと
(削ったりライン修正しなくても、下処理の段階で
 割と全体のラインが整って、乾燥時に偶然上手くバランスが取れていた)
また他の素体ほど気合が入っていない
(延伸計画、エルフ素体、ラグビーBなどは、製作時に明確な完成イメージが有った為
 これを簡易フィニッシュしたくない思いがあり
 ロリ素体と8号は破損が酷い為、修正が必要であり、
 5号が研磨実験中であった為、消去法で3号が選ばれた)

 

 

 

■検証


Ev+0,7_Sp100_f5_45mm(1,6倍)_Iso400_PT人物[ゲイン-コントラ0彩度0シャープ+]_s

今回の重要な一枚
「右乳と左乳に優位な差は視認出来ない」


今回の実験の主眼は
「ドノ程度手間を掛ければ」「ドノ程度の見栄えになるか」です。
手間に見合った成果があるか確認して、
今後は、どの程度まで作業を煮詰めるか、を検討していく参考にする予定です

表面の研磨+表面のコート
A2号機は2年(笑)+4
従来はA1は30+8(12)
19cm3号は6+1
なのでコスト概算は1:5:10くらいに仮定して・・・



考えられるパターンとして

 コスト低→見栄え80点
 コスト高→見栄え90点
などの場合であれば、今後は低コスト手法で完成を目指しても良いのでは?

 コスト低→見栄え60点
 コスト高→見栄え90点
みたいな優位な差が視認できれば、手間隙を掛けて質を上げる理由には成る

 コスト低→見栄え90点
 コスト高→見栄え??
低コストで十分な結果が出れば、高コストバージョンの開発はキャンセルしても良い?

 コスト低→見栄え30点
 コスト高→見栄え40点
元もとの出来が悪く、しかも時間を掛けても良くならない事が分かれば
今すぐ開発を中止したい所存・・・




この判断を決定するには、今後、高コストバージョンの
完成を待たねば成らないが・・・

今回、低コストバージョンの出来が思ったより良くないので
今後の製作モチベを再検討中・・・

 



Ev+0,7_Sp40_f4,8_48m

表面の質感が目立つように、天井ライトのみでコントラスト強調で撮影

 



Ev+0,7_Sp100_f5_27mm(1,0倍)_Iso400_PT人物[ゲイン-コントラ0彩度0シャープ+]_s

ギョッとする一枚


任意の色調を使う為に
ADL(コントラストが自動調整される)をoffにして
数値を指定しているのですが

これ、以前ADLとOLOの比較で検証した時と同じ様に
悪魔の輪(笑)が出てますね
 (天使の輪ならぬ悪魔の輪。頭部に光の輪ではなく、黒い輪が生じる
  トーングラディエントマットの現象)

一瞬、設定を間違ったか!?と思って焦りましたが
単純にリングライトの影が背景に乗ってるだけでした(完)

 

 

 

 

■無いわ・・・

私は以前、作品は自分の娘みたいなものだ、と言った気がしますが

自分の娘について
無いわ〜とか普段は思わない訳ですが

これはひどい

 

 

 

 

ココまでの経緯は既に何度も説明しているので割愛しますが

元来60人形を作っていて
事情があり40cmに
結局19cmで試作する事になり
つまり小さくなっている訳です

胸はある程度実物上の大きさが欲しかったのと
作業を進行する上で小さ過ぎると材質の事情で加工し辛い事があり
大きな胸はむしろ歓迎と思っていましたが・・・(アニメのデフォルメ的にも)



元々、大きな胸が好きだった事もあり
ココまでの作業過程で特に違和感は抱いていませんでした

しかし顔をセットして、髪を乗せて
いざ写真を撮影してみると
チョット、コレは無いんじゃないかと・・・


セリア人形は顔の造形的に「正面限定」みたいな所があり
しかも首の角度的に少し上を向いています。

なので顔をつけて撮影する時は
どうしても見下ろす角度が多く、
この角度は僕の好きな見上げオッパイではなく
余計に乳が下に見えてしまうのも影響していると思います



・言い訳
髪についても
もうコレで完成にして色塗ろうかと

後ろ半分もしっかり作る予定だったのですが・・・

顔が正面角度限定なのに
髪だけ斜めに対応しても仕方ないし



そもそもの問題からして
これ胴体のテストであって
髪はオマケで

しかも
本来はウィッグを使用する為の代替品だから
ここ時間を掛ける場所じゃない・・・

う〜ん
それも言い訳か?


肉眼じゃ殆ど気にならなかったのですが
(よく見ると分かる)

写真にすると塗りムラが目立ちますね。

これは表面処理の問題じゃなくて塗装の問題ですね・・・

色調整しながら塗り重ねたのと
ニスが有色半透明なのでコレもムラの原因に。

前回まではツヤツヤ&厚塗りで8〜12層重ねてたので
顕著な問題に成らなかったのですが
今回は「お手軽フィニッシュ」の実験なので一層でテカリを抑えてます
その弊害ですね

思った以上にニスの色のムラが目立つ。

筆跡が目立たないように乾燥順序を考慮して半乾燥→追加塗布して
進めていく手法なのですが。
これだと層厚が一定に成らないので色の差が出る感じですね
これトレードオフですね
技術じゃ多分無理

透明ニスに戻すか
諦めて以前の多層式に戻すか


とりあえず
表面の品質と、作業コストのバランスを見る為に
先行して一部の素体を完成させよう、
という事で組み上げた3号ですが

なんか残りの素体の作業をする気が
一気に失せてしまいました

少し冷却期間を置きたい所です

とはいえ明日には気持ちが変わってるかも知れませんし
作業はヤル気でするものじゃありませんからね

ただ、気持ちが篭もってないと、無理やり製作作業しても
「魂が入らない!!」とは言いませんが
良い結果に成らない事が多いんですよね・・・

 

 

 

 

トラブルこそ僥倖

今回の
予定外のトラブル、問題が多い
本来の計画には無い工程だ

目的と手段を履き違えてはならない、が
しかし、これはいずれ先の何処かの段階で
無知のまま問題に突入する事を考えれば
今の時点で問題を引き出した事は、幸運と前向きに捉える事も出来る

経験値を積む為の試練
知見を得る


今回のセリア19素体セカンドステージは
完成が目的の計画ではないのだと考えれば



心情としてはさっさと完成させて
綺麗に仕上げたい気持ちは大きい

誰だってやってる作業が無駄とは思いたくないし
成果は欲しい

よく出来たらネットに公開してコレクションに並べたとも思う

モチベは重要だ
私だって飴は欲しい



だがしかし、努力のしどころだ
これは見栄えの良いものを作って
自慢する為の作業ではない

問題なく作業が進むのはむしろ失敗であり
予定外の事態からのリカバリー能力を鍛える為の練習と思えば
今回は得る物が大きかったと考えるべきだろう

タイヤは美術品ではなく
わが身を磨り減らして戦うのだという

美術品としての完成度は高くは無いが
試験機としての役目は立派に果たしたと言えるだろう



君は立派だ!美しい・・・

ところで申し訳無いが
ひとつの可能性なのだが
キミ、3号では無くないか・・・??どういう事だってばよ!?
幻術か??スタンド攻撃か??

 

 

 

迷走と中間報告

セリア19素体計画の目的は

セカンドステージ世代は
表面加工と強化塗膜の実験が目的

従来式の強化素材の実証を兼ねる


現状での


・ヤスリ
軽石



・強化塗膜
ミニ四駆のレッツ&ゴーというアニメがある。
あれにZMCという素材が登場するのだが


硬いが割れやすい素材の
粘りのある素材に




水が腐っている?


手を洗った水など、
(手に付着した粘土を、排水溝に流さない為に
 集積して凝縮した廃液を
 破棄に手間をかけるくらいなら再利用しよう、とした)

他にも色々混ぜているのが問題だったと思われる

これは、手の雑菌や、様々な汚れを
室温環境で時間を掛けて揮発させて濃度を上げたので
常温で相当日数が経過しており



・粘土が腐った説も有る
今現在のストック

デッドストック品である為
3年くらい前の物だ

硬くなってるので、水を追加して時間を掛けて復元している

普段100均を愛用する私が、高価な水を使うはずが無い
当然、水道水である

それをブッ掛けて、湿ったティッシュと一緒に加湿箱で常温保管しているので
コッチで雑菌が増えた可能性もある




・問題点
頭部の髪製作
顔の試作

これは本来の計画に無かった部分であり
評価対象範囲外である

ぶっちゃけ、胴体だけで頭が乗って無いと
撮影した時に雰囲気が出ないので
見た目の客観評価の為に必要ではないか?とか
心情的に首無しはチョット・・・とか
可愛く無いとテンション上がらんし、とか

そんな気分的理由で作っているに過ぎない

なのでこの部位に、あまり時間を掛けるべきではないし
クオリティー向上など意図する必要は無い

(F4計画とも、1/3ドールとも
 根本的に製作手法が異なる為
 これを練習して上手く作れても
 本計画にフィードバック出来る技術的要素が無い)
  目はアイホールだし、デジタル印刷技術が3年前に確立してるし
  髪はウィッグだし、

なので完全に無駄なのでココに時間を掛けては駄目なのである

 

頭の理屈



髪と顔のバランス・・・

絵であれば、描きながら調整出来ます。
顔と髪を両方見ながらバランスをとって行きます


今回は
髪と顔を別々に作っているので
チョットバランスをとるのが難しいです(言い訳)



顔を書いてしまうと
強度などの事情でコレに粘土を盛って削って作業する事が難しく

髪も顔を見ながらでないと
前髪や、頭頂部のバランスなど
いまいち把握し辛く


粘土はある程度固まらないと全体のバランスが見れないし
そもそも髪の毛の形を作る事自体が難しいので・・・



何回か作って
アタリが出てくれば
こなれて行くのでしょうが

セリア人形はそもそも本命開発ではないので
今後増産する予定は無いんですよね

その割には
なんか思ったより調子に乗って数を増やしましたが(笑)


本来の目的を見失ってるので
この辺でブレーキを掛けないと
油断したら作ってますからねぇ・・・

 

 

私はケチなので基本的に粘土は捨てませんが
手を洗ったり、削った粉など
どうしても細かい粘土の水が出ます

そのままでは捨てられないので
濃縮液を作りますが・・・
ここで最近疑問が出てきたので纏めます。
ちょっと考えてますが。


・液A
溶解液
粘土を溶かした物で、ドベとか言われてる物です。

余った粘土や、纏まった綺麗な粉、固まった粘土などを
使用して作ります。

溝を埋めたり、表面に塗ったり、
接着剤を混ぜて硬化液にしたり、アクリルを混ぜて塗って強化したり
使います


・液B
手を洗った後の液や、洗浄に使用した水、研磨作業で出る水など
ろ過後に沈殿させて再度凝縮した液体です

液Aよりも綺麗な物では無いので品質で劣る為、
ドベとしてそのまま造形物に使用したりはせず
アクリルや接着剤などと混ぜて塗って、
固い層を作る為の構築材の混ぜ物として使います

流石に状態の悪い分は、紙に吸い込ませて乾燥させて燃えるゴミとして破棄します



ところで、
これ分離してますよね


下に沈んでいる分は石粉だと思うのですが
上に浮いてるのは何でしょう?

もしかして、これが接着成分とかなら
捨てずに混ぜれば元の粘土として再利用できる??

でも、手の油とかだったら恥ずかしいですが・・・

防カビ成分かもしれませんが
水に浮いている事から、ワンチャン、中空ポリマーかもしれません。

強度を増す為のファイバーかもですね。
紙粘土的な毛羽立ちは、FRPなどと同じ様に繊維質の材質を混ぜて
成分表を見るとパルプが含まれて居ますので
これも水に浮きそうです


捨てずに混ぜた方が良いのかもですが
水だけ捨てて、回収が難しいんですよねぇ・・・

 

 

・ヤスリ問題
ヤスリによる研磨を行う事は深刻な問題だ

粉塵が舞って
健康面での不安

私は今PCが使えないので
そのリハビリの為もあって
画面を見ずに製作作業が可能な、粘土人形に可能性を求めている

なので、コレで健康を害しては本末転倒だ
 (同じ部屋で寝て塗装してPCが有ってカメラも置いてるので悲惨だがw)

心理的に弱くなって、過剰に神経質になってる面もあるとは思うが

将来の為に技術を磨くぞ!
身体に多少の負担を掛けてでもリスクと挑戦だ!
イケイケドンドン
という気分には成れない

どんなに頑張って技術を磨いてもAIに置き換わって無価値になるのだという気分と
今まで努力して磨いてきた技術が身体面の不具合で使えなくなるショックはデカイし
3Dプリンターみたいに頑張っても努力と無関係の部分で駄目になる事もあるし

 

  1号
初期保存
 
  2号 EMGF_D419A2
豊満素体を試作。超乳・エルフ。ムチムチ体
 
  3号
予備?超乳 放置
 
  4号
延伸計画
 
  5号
超超乳
 
  6号
ロリ素体・貧乳
 
  7号
下垂団子型+縦長アーモンド饅頭、中間案
 
  8号 破損
普通の巨乳。下半身は少しだけ横幅増やして
 
  9号
 

ページ作成: 2025/ 6/ 13  (最終更新: 2025/ 6/ 15)

 

※画面は開発中の物です
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