人形ページ・粘土の情報

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粘土に関する情報の羅列。粘土別に纏めたい

 

 

 

 

■情報まとめ

情報まとめ

作業しながらのその時の記録なので
所々、感情的だったり、逆の事を言ったり、纏まってない情報だったりしますが



コウいうのは、
最初は駄目だと思っても、後から印象が変わって評価が上がったり
逆に、後からは忘れてしまっても、当時の情報が大切だったり

昔と今とでは思ってる事が違う、という事が往々にして起こります

今の解釈があってて当時が間違って居るのか、
昔の情報が正しくて、今の認識が違って居るのか、
逆の事を言っていても、ドチラかが正しい、ではなく

地震や事故でも、今は大丈夫だから〜ではなく
過去の失敗や情報を残して今後の再発時に役立てる事も出来ますから

下らないと思っても情報として積み重ねて残す事が大切だと思っているので
経験を何らかの記録として残しておきたいと思います

 

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100均の粘土は、量が少ないので実はコスパが悪い
と以前書いたのですが

ワッツのふわもこ軽量紙ねんどは、質が良いので使っています。

コスパで言えば、パジコのプルミエに軍配が上がるのですが・・・

実はプルミエ300g、ラドールプレミックス400gなのですが
1パッケージの体積はプルミエの方が小さいので
比重で計算すると0.9:1.06で、両者を比べると格段に軽い!とまでは言えないのです

ちなみにフワモコ軽紙粘土は比重で0.29と、プルミエと比較しても
格段に軽く
場合によっては用途次第で使い道がある感じです

強度も品質もプルミエに劣るのですが・・・
自由に形を変えられて、乾燥後はそれなりの強度、芯として使うには必要充分な
固さがあるので、

 これだけで作ると結構な量が要りますが
 まあソレはどの粘土で作っても同じなので・・・

紙を丸めたり発泡スチロールを削ったり、色々やり方はあると思いますが
私は、中空で作れて、自在に形が変えられる、この軽量粘土で
大雑把に芯の形を作るやり方が気に入ってます。



混ぜるな危険
安いからか、それとも圧倒的に軽いからか?
粘土を使う前にコネコネしてると小さくなってしまいます

特に、コレより固い粘土を混ぜてしまうと、急激に小さくなります(苦笑)
混ぜたのに量が減るって怪奇です

ラドールと混ぜたら、少し固くなって、凄く量が減ったので
それなら素直にプレミックスを使った方がマシです。

この粘土は、軽さを活かしたい場所でこそ輝きます。

 

 

 

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店舗でプチフォルモを買おう!(在庫
粘土不足だ!色々買って試そう!!(この時点で使わない粘土を相当量ストックしてる

本命が売って無いからウッドフォルモを買おう(2000円にする為に沢山買おう

ラドールが復活した!遂に念願の!!(2000円にする為に〜略

ラドールプレミックスが復活した!キタコレ!主力粘土!!コレで勝てる(2000円に

プルミエが復活した!待望の軽量粘土!!コレも欲しかったヤツ!!(2000円に



本当なら各粘土を一個ずつ買って比較したかったのだが・・・
長期間、粘土の売り切れで飢餓状態が続いた事と、
在庫復活が一種類ずつ順番で今買わねばまた売り切れたら今度は何時か判らない
という危機感と・・・
Amazon2000円配送マジックにまんまと引っかかってしまった感・・・

一番最悪なのは、既にドールの造型はほぼ完了していて、(しかも複数体)
今後の制作予定は暫く無いと言う部分

どうするんだよコレ・・・
ドール屋さんにでも成るつもりか??

 

 

 

 

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やっとパジコのラドーる系の在庫が復活してるので
この機会に確保したいが・・・

既に完成間近で表面処理の皇帝肯定校庭 (コウテイ変換)に移行するのを待ってる
ドールが4体ストックして有って
当面、粘土を使った素体制作は行えそうに無い
コレを片づけないといい加減、部屋のスペースを確保出来ないのだ

粘土不足で買い溜めた
クソ粘土・・・言葉が汚かった
ドール制作には不向きな粘土の在庫もまだ余ってる

14日後には別件で注文した粘土も届く

しかも、今注文しても、
プレミアムフライデーで注文が渋滞しているっぽいので届くのは10日〜2週間は
かかる

つまり、
材料不足で作業が止まって
余計な試行錯誤をして、
無駄な物を買い捲って
手遅れになってから、必要の無い材料を大量に注文して
デッドストックして数年放置して駄目にする
・・・というのは、前回と全く同じ流れである

買うべきでは無いと思っては居るが
ヤット見つけたパジコの粘土が欲しくて仕方が無い

ずっと欲しかったんだ
欲しかった理由は既に無くなってしまったが
欲しいと言う気持ちだけがずっと残っている

目的と手段が完全に入れ替わって居るが
ずっと無くて、渇望してて、無くて代替品で苦労した経験が
「これは入手する価値のあるものだ!!」と脳を錯覚させる

今更これを手にした所で、既に手遅れで、
終わっていて、使い道など無いにも関わらず
手に入れれば道が開けて、この暗闇から抜け出せるかのような
希望の光が見えてしまう

逃げ水、蜃気楼、そこに楽園などありはしないのに
渇望の砂漠を、盲目の暗闇を、中毒者の様に彷徨い続けるしかない




良いじゃないか
買えば
そして絶望すればいいさ
そうしなければ諦めが付かないのだ

送料無料の2000円にする為に6個買おう





材料試験機(追加増産仕様)

パジコ事件(注1)の為に大量に余った資材を消化する為に
急遽追加増産された試験機

主材がラドールプレミックスに変更されている以前は
基本的に形状、機構共に以前のモデルを踏襲している

材質が変更された事で大幅な強度の向上と軽量化を果たしている
皮肉な事に、これによって問題点が克服されており
今までの検証が全て無駄だった事を追証している


ところで、なんでこんなに大量の人形を量産しているんだ??
普通は大量生産するなら型とかとって複製するのでは??
ドールの原型を作る速度だけはピカイチである
最初は一週間くらい掛かってたが、今では3日あれば2体は作れる

なお我が県では石粉粘土は燃えないゴミである
出会いとは別れを必然とする定め


 

Sカンは100均で買ったが、これ耐久が1kgとか5kgとか掛かれてて
ドールの紐ってボクが全力で足で抑えて両手で引っ張ってヤットだよな?と考えると
100均のSカンでは耐久的に駄目なのでは??とか不安になるが

ステンレスじゃ駄目かもしれない
ドール用の本格的な物はもっと強固な材質で出来て居るのだろうか??

 

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EMGF−D6A5 プルミエ試作機
EMGF−D6A6 成型試作機

プルミエ試作機


・成型試作機
材質強度試験機の一連の素体目的は
 材料に必要充分な強度があるか?
 形状の構造によって強度を高める事は可能か?
 多層構造による強化は可能か?
などであった

最終的に得られた情報は
「最初からラドール青を使いさえすれば、形状に関わらず充分以上の強度が得られる」
という事であり
構造の工夫や技術は不要
という結論であった

通販の在庫が復活し、大量に粘土を入手出来た事で
これらの問題は全てクリアーされた


そして新たな問題が浮上する事になる

強度が充分だとすれば、あとは重さである

薄くても充分な強度が得られる事が判明した今と成っては
多層化したり厚く作る利点は無い

むしろ厚くすると重くなってしまう

しかし、現状
芯を持たず、中空状態で
粘土をチューブ状にして形成を行っている
現在の制作手法では
形状を作り辛い部分や、細かい形の調整が難しく
後から粘土を盛り重ねていては不必要に重くなってしまう

そこで、根本的に制作方法を変える必要性に迫られたのである

本、成型試作機では
コレまでとは全く異なる手法にて製作が行われている

まず、粘土を盛り付ける芯となる構造物を作り
その段階で有る程度、完成時の形を作って置く事で
表面に薄く粘土を盛り付けて薄さと形の双方を
容易に実現しようと言う算段である


 


しかしアレだ
ドール制作など、フィギュアと大差無いと思っていたが・・・

中身は中空で作らねば成らんし
重量問題は付いて回るし
可動を考慮して強度を確保せねば成らんしで
意外と難しい

というか、空洞にしたり厚みの制限があるので
足で絵を書くような縛りプレイをさせられてる気分だ
もっとこういう形にしたかったのに〜と思っても
思い通りに成らん歯がゆさというか

 

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> 石塑粘土とは (石粉粘土との違い)
> https://tsukuru-katachi.net/clay-difference-2/
> 手練りをする粘土では力を加えて変形すると永久的に形を変える性質である
> 「塑性」が重要であるとされています。
> 塑性の反対の性質は「弾性」になるのですが、ここに挙げられた粘土は、
> 一部の石粉粘土(ファンドやマイネッタなど)に比べて弾性が少なく、
> 良い塑性を持っているという意味で「塑」という字があてられるのかもしれません。

ラドールの気に入ってる所は正にコレなんですよね
ダイソーの樹脂粘土とかは手を離すと戻ってきちゃ居ますからね・・・w

真っ直ぐな棒とか、平らな板とか、球体すら作れないのに
アレで思い通りの形を作るのは無理だと思います。

 

 

 

 

 

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プチフォルモを、ラドールプレミックスの下位互換、との印象を、以前書いた

・記憶のメモ。
100均の石粉粘土と、プチフォルモ

ドチラも一言で言えば「粒子が粗い」という点では同じだが
性質は逆だと思ってる

100均の石粉粘土は表面がザラザラで
乾く際に収縮が均一では無い印象を受ける

プチフォルモは、粒子はラドールと比べると荒いと感じたので
荒いと書いたのだが、
ドチラかと言えば、練る際の素材感?の方が気になる
ラドールをこし餡とすれば、プチフォルモは小倉餡というか、半殺しの餡子を
混ぜてるような粒子感がある。
これが収縮した際に表面のゴツゴツになるし、ボロボロ崩れる亀裂の元になっている
のかもしれない。

ドチラも粒粒で凹凸が目立つのだが、
言葉にすれば同じでも、
100均は0.1mmくらいのブツブツで、プチフォルモは7〜13mmくらいのブツブツ感だ
プチフォルモは表面自体はシットリと滑らかになるし
逆に100均のは、表面は大きく見れば滑らかだが、ザラザラでデコボコなのだ。


粒子の粗さ
ラドールを100とすると
プチフォルモは95くらいで(比べると見劣りするが、ソコソコ滑らか)
100均石粉粘土 50(思ったほどは酷くは無い)

練りの安定性は
ラドールを100とすると
プチフォルモは30くらいで(ボコボコする)
100均石粉粘土 70くらいだ(チョット不均一感ある)

硬化前の練る時の固さ関しては
ラドールを100とすると
プチフォルモは50くらいで(固い。死ぬ)
100均石粉粘土30くらいだ(凄く固い。死ぬ)



・コレに付いてもう1つの仮説を思いついたので、
今後の為にメモを残す


プチフォルモを、良く砕けて、スグにボロボロになる、との心証を受けたが
しかし良く考えると、
ラドールは収縮により良くヒビ割れていた記憶も有る

ソレに対して、プチフォルモは、ヒビが殆ど目立たない。
若干の弾性や、ねじれ耐性を考慮すると、
繊維質の混合物が、FRPの様に繋ぎ止める役割を
担って居るのでは?と予測していたが。

そこから類推するに
もしかしたら表層部にダメージが露見してないだけで
収縮によりヒビが内部に発生している可能性は十分に有るのではなかろうか??
ヒビまで行かずとも、脆くなっている箇所は存在している筈である。



ラドールは目に見えて割れているので補修している訳であり
補修後のラドールと、未補修でボロボロのプチフォルモを比較したのでは
プチフォルモが崩れやすいという心証を受けるのは当然の事と言える。

この一点でプチフォルモを、強度でさえ劣り、
何も勝る事の無い粘土、と決め付けるのは不公平であると思いなおした。




自分で調べずとも
ネットには様々な粘土の意見がある

先人をバカにするつもりは無い。貴重で役に立つ意見も多い。
しかし、人によって使う場所、使い方、太さや厚さや形状や、捏ね方も水の量も
乾燥時間も異なってくる上に
見方、解釈の仕方、考え方も違うので
偏に強い粘土と言っても様々で、全く逆の意見も有るのが現状だ。
つまり参考に成らない。


正確な性能検証の為には
もっとイコールコンディションで比較する必要があるだろうが

そんな事をしても、使う場所やサイズや形状や様々な環境要因で特性は変化する
ので、実際に使うまで判らないし

希少な粘土を、少ない時間を浪費してまで比較する価値が有るのかも疑問だ

現状、ソコまでは出来ないので、
検証して駄目だった事を覚えておいて、
原因を検証しつつ、次に生かすしかない


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Amazonで欲しい粘土が有っても在庫が無かったり、
在庫が復活してても、1種類だけだったりして

欲しい粘土が複数あると、小口の注文を何度も繰り返す事になる。

粘土不足の時に買い溜めた、100均の粘土も蓄積して行く

結果、不本意な粘土が大量にストックされていき
本当に欲しい粘土が出品された時に、
購入を躊躇して買い逃す、本末転倒な事態


以前、粘土を買って、長期保存して駄目にした経験が有るので
不足だとヒヤヒヤして創作の手が止まるのに
過剰だとヒヤヒヤして買えなくなる両ジレンマ


 


やっとAmazonで粘土の在庫が復活して注文したら
到着は随分先に成るみたい・・・

年末なので全体的に遅いのか。
あるいは、ブラックフライデーの注文で渋滞しているのかもしれない・・・

 

 

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木ふん粘土が良い気がしてきた
木粉粘土


個人的に、過去に使った100均の木粉粘土の感触が良く無かった事。

強度の印象的に「紙 < 木 < 石」だと思ってたこと。

環境に優しい、再利用、自然の風合い、をプッシュしていて、
印象的に強度や性能よりも、リサイクル的なイメージを優先している気がした事。

などから、あまり造型には向かない素材だと考えて居たのです。


・木材について
一応専門分野なので、木材に関して侮って居る訳では有りません。

しかし・・・
良く知らない素人が、
木材の事を過剰に持ち上げて
「世間の無知な連中は木材を弱いと勘違いしてるが〜」
とか日本の伝統的な建築は〜木材は強度も耐久性も優れてて〜何千年も〜

良く知りもしない癖に、他者をバカにして
知識をひけらかしたい動機で
木材を万能無敵の材質であるかのように「勘違いしてる連中」が気に食わないのです。



ちゃんと目的に沿った材質の木を選んで
事前処理を充分に行って
適切に運用してメンテし続けて
定期的に補修して入れ替えて、
だから何百年も維持出来る訳で

木なら何でも良い訳ではありませんし
雑に扱って強度が維持できる筈もありません。

何かの素材か判らない、リサイクルで混ぜた破片の粘土に対して
「無知な奴は勘違いしてるが、木材は実は強力」とか良く言えるなと



無論、FRPなどのように
研究の結果、性能を優先して、材料を選定して木材を選んでいるのであれば
強度のある木粉粘土も有るとは思いますが

リサイクルや環境問題を前面に出して
見た目や手触りなど、雰囲気を重視して木を使ってるタイプの粘土であるなら
あまり強度は期待出来ないのではないかと。


なので
木粉粘土ならドレでも良い訳ではなく、世間で評判の良い製品名を選んで

 

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素材の問題点

複数の材料を使用する
 混合して使用。混ぜて
 複合材として使用。複数の材料を

FRPの様に、繊維質の物を固い接合剤で繋ぐと
曲げにも傷にも強い、軽くて固い素材が出来たりする

一方で、現在採用されているのは
材質試験素体は複合多層構造だ



ふわふわ軽量紙ねんどは、感触は発泡スチロールに近いかもしれない
曲げると多少しなるし、強く爪で削ると、割れて崩れる。
精密に削れず、ボロボロ崩れるので細かい彫刻には不向きだ


発泡スチロールのイメージが実にしっくりくる。

針のような、ニードルで突くと、その部分は容易に貫通する

曲げれば、ある程度は耐えられる。

強く押すと割れて崩れ始めるし、
ハンマーで叩くと、その部分は破損して穴が開いてしまう


一方で、ガラスは一見固そうだが、
針で突けばある程度までは耐えられるが、ソレを超えると
大きく割れて、真っ二つになったり、全体が粉々になる事もある

曲げや、ハンマーの衝撃にも弱く、耐えられる限界を超えると
ダメージが広範囲に及んでしまう


発泡スチロールは、一見もろいイメージだが
道路建設の土台に使われたりと、面圧に対しては強固な面を持つ



芯材を、発泡スチロールの様な面圧や変形に強い、フワ軽量粘土
主材を、捩じれや曲げに強い、粘りのある繊維質のプチフォルモ
表層部を、精密加工に優れ、比較的硬度のあるラドールプレミックス
表面をエマルジョン系の硬化塗膜で覆って鏡面と傷への耐性としている

イメージとしては、発砲スチロール+CFRP+表面にガラスコート
みたいな感じで
狙いとしては
傷にも衝撃にも圧力にも曲げにも強い、集積材の定番コンボを目指している

考え方は間違っていない筈だ
ただ実現出来てないだけで
机上の空論が過ぎる
目標のスペックに到達していない感

いや、もしかしたら成功してるのかもしれないが
何種類も違う材料で作って、
何体も破損耐久の実験をして
誤差や体感を排除するだけの膨大な統計取らないと確信は出来ないけど
ソコまでは無理だし

現実として問題を克服できてないのでこのやり方は駄目だ



重量が増す → 関節部に負荷が掛かる
重量を支える為に関節の保持力を上げる必要がある → ゴムを強くする→更に負荷増
保持力を上げる為に摩擦を増やす→表面の磨耗増

軽量化し過ぎるのも問題だが
重量が増えるとどうしても悪循環から抜け出せない

なんか現実的な、実現可能な閾値を超えられない

簡単に出来そうに思えたのに、こんなに難しいのか・・・?
これほど悩まなきゃ出来ない事か??
気付いてないだけで、知ってたら楽にクリアできる攻略法とかあるんじゃ無いのか??
コッチは初心者さまだぞ!
熟練者は道切り開いて道路作って看板立てろよ
ワザップに書いといてくれよ!!やくめでしょ!!



まあソレはそのうち何とかすれば良いので大した問題じゃないんだけど
もっと致命的な欠陥があるんだよね・・・

イラストでも3Dモデリングもだけど
下書きとかラフの設計段階だと良さげに見えても
完成に近づくと、なんか思ってたイメージと違う、って事がある

私は、出来るだけ本番環境、ゲームとかでも実機で動かして検証して
見栄えを確認する事が重要だと思ってて
それはフィギュアやドールで有っても同じだと考えて居る。

つまるところ、実際に有る程度作業を進めて、組み立ててみて、
全体バランスを見ないと
幾ら基礎設計で図面通りにイメージを組み立てても
現物は違う、って成る事が往々にしてあるのだ。

無い人も居るかもしれないが、私はなるのだ

世の中には、一旦全身のフィギュアを作ってから、
手足を切断して関節を仕込む制作手法を用いる人も居るし、
バランスを調整する為に、手足を切断して延長したり短縮したりする人も居るので
これは私だけが思って居る事では無いと思う

何が言いたいかというと

多層構造の複合材って、後から切ったり繋いだり、伸ばしたり縮めたりが
出来ないんだよね・・・

下書きからペン入れをイッパツで出来る人は良いけど
私は出来なくて何度も書いたり消したりを繰り返す派なので
制作方法と材質が致命的に合ってない・・・



材質試験機ちゃんも、実は一部削ったり繋いだ箇所が有って
そこがネックと成って、その部分がボロッと取れたり、バキッて割れたりを
繰り返しちゃう。
(っと言う事は、その部分が脆い訳で
 相対的に他の部分の曲げ耐性や硬度の強化には成功してると
 解釈できなくも無いけど・・・)

 

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聞く所によると
強度を上げても重量も増すと結局堂々巡りで
転倒時の破損リスクや、各パーツの負荷を考えると
逆に、多少脆くても軽量にする、ってのも1つの手だそうです


しかし、私の場合
粘土の材質を軽量な物にしても、
重量を減らせない固定の物が多いので、それらの割合を考えると
粘土の軽量重視で強度を下げる事には不安要素が大きく有ります。

 アニメ系なのでヘッドが相対的に大きい
 ウィッグも大きく、ロングヘアーが好きなので、それなりの重量がある
 胴体が軽くても、衣服は固定値である
 ドールアイもアニメ系は大きい
 ゴムやSカンなど粘土に関わらず重量が変わらない部品がある


これは戦闘機や人型ロボが、小型化すると、
パイロットの生命維持装置やコンピューターなど
機体サイズに関わらず、固定値で変化しない減らせないバイタルパーツが
相対的に重量増となり、トータルパフォーマンスを下げる懸念がある
という問題に似ています。
(ガンダム世界では何故か小型化すると機動性がアップする法則がありますがw)


材質検証素体も、小型機の宿命としてこれらの傾向が有りました
従来の64cmクラスより小型軽量でしたが、頭部がアニメ系で重くなった為です。

(もっとも、大型素体も、爆乳化・超乳化してトップヘビーの問題はありました
 から、軽量化は当時からの課題ではありました)

次世代機の選定においては、これらの小型化・軽量化の問題は
避けては通れないので、

 

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粘土メモ

文句を書く

コレは、私の選択が悪いのであり、
メーカーさんの悪口を言いたい訳でも、製品のネガキャンをしたい訳でもない、
という事を前もって言い訳させていただいて・・・



繊維質で割りと粘ってくれるプチフォルモだが、
瞬間的な圧力には強いが、常時強い力が加わる状況には弱い。



例えば、ハンマーで殴るような強い衝撃が瞬間的に加わった場合
ラドールでは砕けて大きなヒビが入って、バラバラに成ってしまう。

プチフォルモであれば、ショックを受けた部分が破壊されるが
繊維が柔らかく受け止めて、一度くらいは耐えてくれる可能性もある。
仮に破壊されてもバラバラには成らず、変形して、ヒビは入っても全体には波及しない。


しかし、瞬間の破壊には耐えられても、恒常的に力が加わる
例えば自重とか、ゴム紐のテンションの様な力が加わり続けると、
最初に破壊された場合、その後のダメージの進行は、より弱い力でも進んでしまうので
こういった用途には全く不向きである。

つまり、関節の磨耗する部分や、強いテンションが掛かり、自重を支える
ドールの脚部にプチフォルモを使うのは、結果的にはミスマッチであった。

また、その重量と強度に必要な厚さを考慮すると
腕部や頭部等の、ドール上部にも使うべきでは無いし
精密作業性を考えると小物にも使えないし
つまりドールには全く使えない系の粘土であった。



先日も記述したが、コレは私の使い方の問題であり、
この粘土の隠された真の実力を引き出しては居ないかもしれない。

 粘土が店頭在庫で古かった可能性
 練る際に水を加えすぎて密度や乾燥時の収縮が強度に悪影響した可能性
 練りが不十分でありムラがあった可能性(私は力が弱く粘土を練るのが苦手)
 作業中に前の層がボロボロ崩れるのでイライラして作業が雑になった?




全体の大半を主力粘土として担ってきたプチフォルモであるが
結果的には、余り良い粘土ではなかった。

ひとえに、ラドールが売り切れてなければ手を出さなかった粘土であり
多くの時間や労力を損失した事を考えると、
本当に不運を恨まずには居られない結果だった。

しかしプチフォルモが悪い訳では無い。
彼は売れなくても長期在庫で頑張ってくれた。私に出会ってくれた。
彼が居なければ私は作業を続けられなかったし、他に粘土が無かった。
居てくれてありがとう。そしてさようなら。

 

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重量と強度が必要な脚部には
重たいが強く、じん性の高いフォルモ

腕部にはトップヘビーを避ける為に
重量を懸架する必要の無い腕部は軽量な、フワフワ粘土+プルミエ

胴体部分は、芯材にフワもこ軽量粘土、
主材にフォルモを使用し、表面硬度を上げる為にラドールプレミックスを使用した
3層構造

頭部は、トップヘビー回避のためには軽くしたいが
ドールアイやウィッグなどの装着の為に、繊細な造型と強度が必要であり
また意外と大きくて大量の粘土を消費するので
費用と材料調達の事情からフォルモを使用している







・粘土の強度に関して

メーカーの記載もサイトによって異なるし

「強さ」も
曲げへの耐性なのか
割れにくさなのか
衝撃への強さか
握った際の圧力か
それとも針などで突いた際の圧力か
落とした際の衝撃の割れやすさか
表面を彫刻等で削る時の硬さか
表面の硬度か?
さまざま・・・

使ってる人の感想も
人によって様々
粘土のよってコッチが強いとか、アレが弱いとか、逆の事を言ってる人も居る

作ってる物のサイズ、用途、厚さ、作り方など
様々な要因が絡むので、場合によって
この粘土が有利、この粘土だと壊れやすい、みたいな逆転現象も起こるのだろう


結局自分で試すしか無いが、粘土の経年劣化や
予算も限りが有るし



・理屈から推測
頭デッカチで、机上の空論で
理論から予想するのは、結局現実には合ってない事も多い
3Dプリンターの件でもソレで失敗した。

しかも粘土は、材質がメーカー側じゃないと判らない事も多いので
一概に言えないし、一般論からの予想は危険・・・

しかし、考える事を放棄しても始まらないし
最大限予測しよう



・ラドール
メーカー公式では「キメ細かい」
端的に言えば、小さな粒の集合と考えれば
硬度が高い材質に成る筈なのだが、

荒くなると、繋ぎ剤などの都合で、
衝撃への耐性が高くなり、面圧に強く点圧に弱くなる傾向にある
(アスファルトやコンクリに混ぜる粒子と特性の比例から考えて)


・ラドールプレミックス
単に混ぜれば中間の特性になる、とは限らないのが
材料工学の難しい所で
双方の利点を併せ持つ事もあれば、利点を潰し合って欠点が増える事もある。
更に全く別の特性を獲得する事もあるので、予測が難しい。

結果論だし、思考放棄だが
プレミックスは一番使いやすく、バランスも良い。

・プルミエ
説明では「強い」としか判らないが

軽量なので恐らくポリマータイプ
経験則だが、ポリマー材質は極端に言えば泡で、
面圧力や衝撃には強いが、点での圧力には弱い
曲げるのには耐えられる一方で、切断や削りには弱い筈


・フォルモ
見た感じ繊維質の紙ねんどっぽさを感じる
FRP、繊維複合材に近い特性が得られると考えれば
軽量と硬度と捩じれに強い素材と考えられる。
衝撃や引っ張り破断には弱く、割れやすい材質である筈だ。

 

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個人的な事情を含むメモ

・ラドールプレミックス

我が家のエース
説明不要の高性能粘土

価格は安いが、滅多に買えない品薄なレア粘土


・プチフォルモ
入手安定性に優れる
近隣では100均意外で唯一リアル店舗で購入可能な粘土

現在の所、主力粘土

強度で劣り、滑らかさで劣り、精密造型精度で劣る
ラドールを使った後にコレを使うと
完全下位互換な印象が・・・

子供向けだし安いから仕方ない

ネット情報ではこね易いという声も聞くが
長期在庫だったのか?正直柔らかさもラドールに負けてる感




・セリア 造型粘土

・ダイソー 石粉粘土

・ダイソー 樹脂粘土


制作の技量の問題では無い
例えば棒とか板とかも「作れない」

コロコロ転がして棒状にしても
数珠繋ぎの納豆みたいな形状になるし

のし棒で転がして板状に広げても
弾性でグニャグニャ縮まってワカメみたいになるし

無論、個体差とか、水を入れて練るとか、溶剤を加えるとか
加熱するとか、とにかく練るとか、練り続けるとか
試行錯誤すれば若干マシにはなるけど
本質的に精密造型には向かない


ユーチューブで使ってる動画が有るけど
喧嘩売るわけじゃないけど、はっきり言ってあれは「不可能」

物理法則を無視している
超能力とか、未知の力でも無い限り
製作者の技量云々の問題では無い

考えられる可能性としては
 フェイク動画であり実はダイソーでは無い
 フェイク動画であり実はCGで加工している
 100均特有の仕様変更や生産工場で粘土の質が全然違う
 作者は実は超能力者である

いずれにしても、「あえて」ダイソーを使う理由は無い


パジコのモデナの方が品質は格段に上で
グラム辺りの価格も安い



一度でも騙されたと思ってモデナを使ってください

今までダイソーを使って無駄にした金額、労力、時間
自分には才能が無いと涙した回数
なんとか頑張ろうと知恵を絞り試行錯誤した熱意
挫折し、自分には出来ないのだと諦めて過ごした数年間

その全てが
その全てが無意味で無駄で意味の無いものであったと思い知って
感動や怒りより絶望が上回る瞬間を
人の心が折れて砕ける瞬間を
私は見たいのです

より熱心に努力した者ほど
諦めずに信じ続けた者ほど
飛び降りる崖の高さは高いほど見ごたえが有り面白いのです

恨んでなどいません
全て自分が悪いのです
ええ貧乏が悪いのです



ダイソーさんは僕達の味方
いつもありがとう

たまにクソみたいな物も売ってるけど
トータルでは感謝が上回ります

 

 

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昨今、SNSでも、検索エンジンでも
これが流行りだ、これが正しい情報だ、と押し付けられるばかりで
自分が欲しい情報、知りたい情報に中々辿り着けません・・・
サービス運営側の見せたい情報ばかりを受け取る日々
こんな時代だからこそ
個人サイトのリンク情報網を大切にしたい・・・なんちゃって

情弱管理人の個人的備忘録



・パジコ
ラドール:4%
ラドール プレミックス:4.6%
プルミエ:6.1%

アーチスタフォルモ:3.5%前後

 ・プチフォルモ
子供向け?

 

 

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ダイソーの樹脂粘土は「無い」ですね。選択肢として無い。

私も以前はダイソーの樹脂粘土を絶賛していた手前もありますし。
あまりメーカーについてアソコは駄目だ、アレがよい、みたいな話は
したくないのですが・・・荒れそうだし



確かに、以前ダイソーの石粉粘土から樹脂粘土に変えた時には
凄く使いやすくて自分に合ってる!!と思って感動しましたし
これを絶賛して沢山買い込んで使ってましたが・・・

パジコの樹脂粘土を使うと、品質的にもコッチが使い安いので
ダイソー品は別に特別良いって程じゃないんですよね・・・

品質で勝てなくても価格が安ければ〜と思いたい所ですが
実は価格でも負けてて、グラム単価で見ると実は倍以上ダイソーの方が高いという・・・

それでも、近隣店で少量で手軽に買えるなら、
初心者が始めるとか、少しだけ必要とか、
そういう用途でアリなのでは?と思うかもしれませんが、無いです
ダイソーの樹脂粘土の致命的な所は、品質が安定してない部分です。
物によっては極端に硬かったり、弾性が強くて形成が難しかったり、
復元力が強くて細かい造型が出来なかったり、
使えるのは3個に1個ぐらいなので、安くも無いしお手軽でもない。
これは大量に買ってリセマラするから使えるレベルの品質になるので
少量購入は地雷でしかないです。
むしろ初心者が始めて使う粘土で、ダイソーのハズレを引いて挫折したら
勿体無いです。

その使い安さも、比較対象がダイソーの軽い紙粘土・石粉粘土(超地雷粘土)しか使って
なかった頃の私にとっての感想なので、今と成っては特筆すべき要素とも言えません。
挙句に値段でも負けてる(超重要)ので私はもう使ってません。
Amazonで安定した品質の他社製の樹脂粘土が日本何処でも買えるのに
あえてこの粘土を使用する必要は無いかと。




ダイソーの樹脂粘土を使う理由としては
 ・ダイソーなのに凄い!
 ・100均の材料でお金を掛けずにやってる≒テクニックが凄い
 ・検索や動画のお奨めで初心者に見て貰い易い
以外の理由は、チョット思いつかないですね・・・



ダイソーさんは、安くて良い商品を提供してくれてるので大変助かってますし
お買い得な神商品も多数あるので魅力的ですが
駄目な時はハッキリ駄目だと言うべきです。

批判の批判、ばかりで、不自然で論理的ではない擁護ばかりする人間の方が
私は信用出来ませんね。

 

 

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●ダイソーの樹脂粘土

個人的にダイソーの樹脂粘土は
 細かい作業にも耐える。使える品質
 細かい造型は不可能だが大雑把な形や芯材などに使える
 使い物に成らないウンコ
が1:1:1くらいでランダムな印象


世間一般に本品を利用してる方が大勢居るのですから
私だけがこの品が悪いと被害妄想爆発してるダケで
私が使い方を理解して無いか、何か復活させる方法があるのかと
ネットで色々調べましたが、結局判りません。

無理ゲー

1つは、サイズが大きいのが失敗の要因だと思います

これ、粘土1パック(110円)じゃ体積が足りなくて
2パック使うんですよね。

髪の毛なので何色でも良い訳ではなくて、
この色とこの色を使おう、と思って買ってくる訳ですが。

今までは1パックで作れる部品ばかりだったので、
成功率は単純計算で1/3だった訳ですが、
2パックとも良品である確率は理論上1/9にまで落ちる訳で
そりゃ失敗するのは当然だろうと・・・

 


2種類の樹脂粘土を混ぜるという工程が
難易度が高く、それによって
バランスや形状を煮詰める余裕を奪ってしまい
見た目上の完成度を大きく下げてしまう要因に

コストを上げて品質を高める方向に考えるなら
3Dプリンターを使えば良いのでは?という話に成って来るし
本来は、新素材の、毛を使ったウィッグでヘアーを作るという主目的が有る為
低コストでソコソコの見た目の頭部パーツを増産するという意図に適わなくなる。

品質の良い粘度が2回当たればワンチャン、イケそうな気はする物の
丁度作りたい色が2色当たって、作りたいモチベの時に開封して、と考えると
少し確率的にギャンブル欲が出てきて楽観視してるかなと思うと
失敗した時のショックを回避する為にリトライは断念

 

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コレは酷い・・・

私の名誉の為に書きますがw
緑の部分が2年前の粘土で作った部分
ピンクが今回の粘土です。

緑部分は薄く細かく造型できて居る事が視認出来ると思います。
対して、ピンク部分は太く、丸くなってしまいます。

太さも、先端に行くほど細くなる一定ではなく、ムラのあるデコボコが目立ちます。
先端も尖りません。
ドレだけ形を作っても、手を離して1分ほどでグニャ〜と元の形に戻って行きます。

シールドライガーの件でも述べましたが、コノ手の粘土は
コロコロ転がして棒を作る事が出来ません。
延ばしても元に戻り、強く引っ張れば容易に切れます。
伸ばす時は継ぎ足し、細くするにはカットしなければ成りません。

緑は硬化に2日ほど掛かりましたが
ピンクは袋から出して数分で硬くなり、もう曲がらなくなります。
無理すると折れます。焦ります。
まともな造型は出来ません。

練ったり、水を足したり、暖めたりすれば、
改善どころか悪化します。

手にネバネバつくのに、同時に粉を吹いて割れ始めるのです。
ベチャベチャしてるのに乾燥するという器用な事をします。
水ではなくアルコールを含んだ溶剤で



2年前は3個買えば1個は使えるアタリ粘土が貰えましたが
今回は全滅だったのでもう買わないと思います。

 

硬くなるってのとは違う感じで、ゴムみたいな状態です
握っても最初指の形に潰れているのが、徐々にグニョ〜ンと球に戻る感じの
(完全には戻りませんが、イメージ的に)
ヒモみたいに引っ張っても、長くならずに元に戻って行く感じ
長くしようと無理に引っ張ると、ブチンと切れちゃう

個人的には、余り硬くなった経験は無いです。
硬くなるっていうか、乾燥が進んで練れなくなる?感じでしょうか。
乾燥すると弾力性が失われて、無理に曲げたり練ったりを続けて居ると
徐々にヒビ割れたり、粉が出てきて、纏まらなくなり、
そのまま無理に練り続けると、ボロボロになって崩れてしまいます。

経験則ですが、状態の悪い粘土は、水分を足したり練ったりすると
余計に悪化するだけなので、
出来るだけ急いで芯材に使ったり何か使えそうな物に加工するしか無いと思います。

 

 

 

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ページ作成: 2024/ 2/ 15  (最終更新: 2024/ 2/ 15)

 

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