HDR・アクティブDライティング・オートライティングオプティマイザ
iso感度上昇に伴うノイズの検証

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左は、アクティブDライティングを使用した写真
顔の明るい部分の階調と、胴体ボディーの黒いパーツの起伏を
上手く両立して表現している。
右は、通常時の撮影。
RGB画像に落とし込む際に、レンジ幅の領域を割ってしまった部分は欠落するし
境界付近に行くほど階調が厳しくなる
顔などは顕著にグラデーションの段階が少ない
この段数を上げる為にはラチチュードを狭くして分解能を上げるしか無いが
(主に、ピクコンのコントラスト値を上げるなどして)
この被写体の様に明るい白っぽい肌色と、黒っぽい胴体ボディーを併せ持ち
その両方を「幅」の内側に抑えようとすると
明暗を強調すればするほど、明暗が落ちてしまうというアンビバレンスに陥る
だた今回の被写体は
アニメ風美少女玩具であるため、
顔の階調表現は立体的に強調されるより
ノッペリした色使いの方が、違和感が減りソレっぽく見える
個人的には、右の方が好みだ

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カメラ業界におけるHDRとは
ハイダイナミクスレンジではなく
(ISOが感度を表すなどヤヤコシイが)
複数枚を連続撮影して合成する技術である
この時、トーングラディエンションマッピングを施す事により
階調表現の多重レイヤー化を行い、jpeg256枠内に、オーバースケールを作り出す
(市松模様の、色が違って見える、錯視トリックのアレ、である)
故に、
(本写真はHDRを用いていないが)
アクティブDを使用すると同様の現象があらわれる事になる
最も分かりやすいのは
頭部の髪と背景の青の境界部分だろう
周囲に黒っぽいゴーストが浮かんで居るのが視認できる
ちなみに何故詳しいかというと私が開発したからだ
残念ながら日本最速ではなかったが
映像表現のブルームを階調をレンジを更に拡張する為の手段として
トゥーンシェードと同時期に技術開発し軽量化・高速化に腐心した
AE自動制御によるグローレンダリング技術は、当時のリアルタイム処理の中では
最前線を突っ走っていたという自負を・・・何の話だ?
ところで、HDR写真は色彩が薄くなる傾向がある
逆にHDRは色が濃く鮮やかになる。
これはカメラのHDRが、現実の(幅の広いデータ)を狭い写真に圧縮するのに対し
3Dプログラム上のHDRは狭いデータを拡大して文字通り
「ハイダイナミクスレンジ」化する為である
HDRが同じ言葉を略しているにも拘らず、その機能は真逆だからである
右は
階調を上手く飛ばしてくれる
グラビア撮影のポートレートなどでは、顔の凹凸をライトで消した方が好まれるらしい

Dライティングはシャドー部を引き上げる
黒っぽい陰影部分が
明るくなるだけでなく
色調表現が豊かになるので
全体的に暖かい、彩度が増したような印象になる
変化前は、やや冷たい硬質なイメージが、柔らかい印象に変わる
明暗差の大きな写真だけでなく
この様に全体の色調変化が少ない画像に対しても
効果的な影響を与える
人物やフィギュアなど、光源が安定している場合は
常時ONで使用しても良いくらいの印象だ
・・・が、これ
背景を黒に変えて画面の明暗差が大きくなると
途端に補正処理の性格が変わってトッ散らかるので油断ならない
ページ作成: 2025/ 4/ 15
(最終更新: 2025/ 4/ 23)
※画面は開発中の物です
掲載されている情報は変更される可能性が有ります。
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